越前打刃物屋の仕事 パート65 曲線が逆になってしまった三徳包丁編 その2
2017/12/06
越前打刃物屋の仕事 パート65 曲線が逆になってしまった三徳包丁編 その2
『ホームページ上では刃物の研ぎは
扱っておりませんが、
店舗の方にお持ち頂いたものに関しましては、
刃物研ぎをさせていただいております。
一本一本その刃物にとっての最善の研ぎ、
最高の切れ味になるよう時間をかけて
再生をめざしております。
お急ぎの方には、ご要望にそえない場合も
ありますので、時間に余裕のある時を
みはからってご持参ください。
お待ちしております。』
刃先を平面にあてた時、
すき間が出来た状態を直すのにあたり
なるべく包丁を小さくしないよう、
切っ先と刃元をバランスよく削り
最後に切っ先から刃元までを削りならし、
最終的に三徳包丁の形に整えます。
次に分厚くなった刃先を2~3ミリ研ぎ出し、
刃先を揃えます。
次は、全体に砥石によるキズがついて
ザラザラになっているので
バフでキズを取り除き、
スベスベのピッカピカ状態にし
最後に仕上砥石で刃先を仕上げ完了です。
少しでも永く使って頂けるよう、
極力包丁を小さくしないよう
気を付けました。
《 After アフター 》