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刃物屋小話

和包丁の柄の交換 包丁の差し込み方 

2018/03/30

和包丁の柄の交換 包丁の差し込み方 

『包丁の種類には和包丁や洋包丁、

中華庖丁に家庭用料理包丁、

それら以外の特殊庖丁、

鋼材や構造、サイズ等

多数存在します。

また、包丁の柄にも材質や形

それぞれに特徴があり

幾つもの種類があります。

これらを深く知る事で

包丁選びの選択肢の幅を広げ、

自分に合った包丁を探して

いただけるよう

ご紹介していきたいと思います。』

 

包丁の選び方NO,1、NO,2を元に

選んだ包丁の柄の差し込み口に、

中子を入れていきます。

 

入れる前にガスバーナーや

ガスレンジ等で中子を熱します。

 

赤く膨張した中子を柄に

差し込んでいくと、

柄の穴を焦がしながら

奥へと入っていきます。

 

力だけではもうこれ以上

入らなくなったら、

最後に木槌等で柄尻を叩いて

強固なものにします。

 

その時、柄を回しながら叩くと、

柄に対して真っすぐに

包丁が入っていきます。

 

なぜ中子を熱っするのかと言うと、

後に木の温度が冷めると

収縮して中子を締めるので

抜けにくくなるのではないかと

言われています。