越前打刃物屋の仕事 パート26 木工錐編
2016/04/01
越前打刃物屋の仕事 パート26 木工錐編
『ホームページ上では刃物の研ぎは扱っておりませんが、店舗の方にお持ち頂いたものに関しましては、
刃物研ぎをさせていただいております。
一本一本その刃物にとっての最善の研ぎ、最高の切れ味になるよう時間をかけて再生をめざしております。
お急ぎの方には、ご要望にそえない場合もありますので、時間に余裕のある時をみはからってご持参ください。
お待ちしております。』
してほしいと預かりました。 見た所、先ネジ
の折れ、曲り、欠損もなく、ネジ山も丸くなっ
ていない為、十分研磨する値打ちがあると思
います。
ヤスリをかけていきます。 手首を固定し角
度が変わらないようヤスリを前方へとこすり
削っていきます。
わせ摩耗して白くなった部分が無くなるまで、
これも同じ様に手首を固定し角度が変わらな
いよう気を付けヤスリを前方へと擦り削ってい
きます。 最後にバリを取り仕上げます。
(BEFORE ビフォー) (AFTER アフター)
今は使い捨ての時代になってしまい、物を大事に最後まで使い切るという気持ちが欠けてきています。
最後の最後まで使い切る、「もったいない」と言う思いに共感します。