越前打刃物屋の仕事 パート14-2 出刃包丁編

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刃物屋小話

越前打刃物屋の仕事 パート14-2 出刃包丁編

2015/09/05

越前打刃物屋の仕事 パート14-2 出刃包丁編

『ホームページ上では刃物の研ぎは扱っておりませんが、店舗の方にお持ち頂いたものに関しては、

刃物研ぎをさせていただいております。

一本一本その刃物にとっての最善の研ぎ、最高の切れ味になるよう時間をかけて再生をめざしております。

お急ぎの方には、ご希望にそえない事もありますので、時間に余裕のある時をみはらかってご持参ください。

お待ちしております。』

 

つづき

 

 

20159112721.JPG20159112815.JPG平の部分は、錆が取れるまで削り出しますが、必要最低限で済ませるように

心がけます。

 

 

 

 

 

 

20159112924.JPG201591121029.JPG

次に裏面ですが、裏押しの輪郭が広くなっているので、一度刃先から峰まで

をえぐってやり、端の輪郭を取り除きます。

これを裏すきといいます。

 

そして、裏押しをする事により細い輪郭に直します。

 

 

 

                           表刃の切刃の幅を切っ先にいく程広くしていくかと言うと、アゴ(刃元)の方は

                           叩き専用で使うので分厚く、切っ先(先端)さばき専用になる為幅を広げる事

                           により、刃身が薄くなり魚をさばくのに適した角度になっていくからです。

201591121121.JPG20159112123.JPG

(BEFORE ビフォー)                              (AFTER アフター)