包丁と砥石の通販店での出来事 ナンバー16 良い包丁を探してる

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刃物屋小話

包丁と砥石の通販店での出来事 ナンバー16 良い包丁を探してる

2021/11/08

包丁と砥石の通販 実店舗でのお話 NO,16

良い包丁を探してる その6

尚、会話形式故に簡略の為、お客様を『 き 』店のスタッフを

『 み 』と表します。

 

前回からのつづき

『み』 次に進みやすさですが、これは先ほど説明した入りやすさに

    続く動作です。

『き』 はい。

 

『み』 トマトに食い込んだ後、まな板に包丁が当たるまでの

    動きですが、これがスムーズに一連の動きでできるのが

    良く切れる包丁になります。

『き』 うん。

 

『み』 スムーズに切れたトマトは角が立ち果肉もつぶれず、

    断面はスベスベになります。

    

    そこそこ切れる包丁だとザラザラに、

    あまりキレない包丁だとノコギリで前後に

    押したり引いたりして無理無理押し切ってしまうので

    果肉がつぶれて汁もいっぱい落ちてしまいトマト本来の

    持っている美味しさを半減させてしまいます。

 

    これら一連の動作の切れ味を左右するのが、

    包丁の素材であったり、製造工程に関係してきます。

『き』 へー。

 

つづく