越前打刃物屋の仕事 パート92 刈込鋏(錆びがついた)編 その2
2018/12/03
越前打刃物屋の仕事 パート92 刈込鋏(錆びがついた)編 その2
『ホームページ上では刃物の研ぎは
扱っておりませんが、
店舗の方にお持ち頂いたものに関しましては、
刃物研ぎをさせていただいております。
一本一本その刃物にとっての最善の研ぎ、
最高の切れ味になるよう時間をかけて
再生をめざしております。
お急ぎの方には、ご要望にそえない場合も
ありますので、時間に余裕のある時を
みはからってご持参ください。
お待ちしております。』
摩耗の激しい小刃を研ぐに当たり、
小刃だけを削り過ぎると
幅が落ちすぎます。
反対に裏刃を研ぎすぎると
肉厚が薄くなり過ぎます。
どちらかを極端に削ると長い目で見た時、
刈込鋏としての寿命が短くなってしまいます。
そこで小刃も裏刃もバランスを考え
程々に調整し研いでいきます。
通常より小刃を多く削る為、
刃表の幅が狭くなり分厚くなるので
適度に刃表を削り薄くします。
《 After アフター 》