越前打刃物屋の仕事 パート87 小型菜切包丁編 その3
2018/08/29
越前打刃物屋の仕事 パート87 小型菜切包丁編 その3
『ホームページ上では刃物の研ぎは
扱っておりませんが、
店舗の方にお持ち頂いたものに関しましては、
刃物研ぎをさせていただいております。
一本一本その刃物にとっての最善の研ぎ、
最高の切れ味になるよう時間をかけて
再生をめざしております。
お急ぎの方には、ご要望にそえない場合も
ありますので、時間に余裕のある時を
みはからってご持参ください。
お待ちしております。』
まずはお預かりした包丁をじっくり
観察します。
無理をして硬い物を切ったり
こじらせた包丁は、
刃こぼれ以外にヒビが入っている
場合があります。
今回じっくり見ましたが、
刃こぼれ以外の外傷は
ありませんでしたので
刃がない部分まで荒砥石で削ります。
その時、切っ先から刃元までが
凸凹にならない様に、
心持ちふくらみのアールを付けた
状態に整えます。
《 After アフター 》