越前打刃物屋の仕事 パート47 柳刃包丁編 その1
2017/01/12
越前打刃物屋の仕事 パート47 柳刃包丁編 その1
『ホームページ上では刃物の研ぎは
扱っておりませんが、
店舗の方にお持ち頂いたものに関しましては、
刃物研ぎをさせていただいております。
一本一本その刃物にとっての最善の研ぎ、
最高の切れ味になるよう時間をかけて
再生をめざしております。
お急ぎの方には、ご要望にそえない場合も
ありますので、時間に余裕のある時を
みはからってご持参ください。
お待ちしております。』
《 Before ビフォー 》
この刺身包丁奥さんから預かり、
ご主人が当店へ持ってこられました。
ご自身でおっしゃってましたが、
台所には一切入らないそうで、
今回持ってこられた包丁
汚れているし、錆びも出ている、
それにこんなに細くなったので
使い物になるかと尋ねられました。
錆びや汚れ、刃こぼれも削ってやれば
綺麗になるし、使い物になります。
しかし、この幅の狭いのは柳刃包丁と
言って、刺身を切るのに使う包丁で
元々細身の包丁だと言ったら、
こんなに細長い包丁があるのかと
初めて知ったそうです。
包丁と言えば三徳包丁や菜切り包丁の
イメージしかなく、かなり使い込んだ
包丁だと思っていたそうです。