砥石(といし)の基礎知識 天然砥石の産地(京都の合砥)
2016/09/01
砥石(といし)の基礎知識 天然砥石の産地(京都の合砥)
『どんなに良い刃物も切れ味は、
砥石次第で大きく左右される
事もあります。
相性の良い砥石と巡り合い
良い研ぎが出来た時、
その刃物の最高の切れ味が
蘇ることになります。
刃物にとって最良のパートナー
となる砥石を探す為の
参考にして頂けるよう、
ご紹介していきたいと思います。』
京都府には、合砥(仕上砥石)を
産出する山が、数多くあります。
中山、奥殿、大突、菖蒲、大平、新田、
馬路、美山、神前、大内、水木原、
奥ノ門、日照山、箇山、鳴滝向田、
高島妙覚山など、各産地があります。
そして、砥石の層というものがあり
巣板、戸前、合さ、内曇、千枚、並砥、
八枚など、これらすべてが層の
名前になります。
同じ山でも色々な種類の層がある為、
大平の巣板とか、日照山の合さ等と
言った呼び方をします。