越前打刃物屋の仕事 パート21 麺切り包丁編

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刃物屋小話

越前打刃物屋の仕事 パート21 麺切り包丁編

2016/03/14

越前打刃物屋の仕事 パート21 麺切り包丁編

『ホームページ上では刃物の研ぎは扱っておりませんが、店舗の方にお持ち頂いたものに関しましては、

刃物研ぎをさせていただいております。

一本一本その刃物にとっての最善の研ぎ、最高の切れ味になるよう時間をかけて再生をめざしております。

お急ぎの方には、ご要望にそえない場合もありますので、時間に余裕のある時をみはからってご持参ください。

お待ちしております。』

                                                                                       

201631014459.JPG201631014469.JPGお預かりしたそば切り包丁、しばらく使わなかったら錆びついてしまったので

錆落としと研ぎを頼まれました。

 

 

 

 

 

2016310145340.JPG2016310145430.JPG錆はさほど深く浸透していないので、軽くバフを当ててやれば取れる程の物でした。

 

 

 

 

 

2016310145742.JPG2016310145818.JPGこの包丁は、垂直に立て重さを利用して前方に押し出すように切るもので、一本の麺が均一に切れるよう刃渡りが長く造られています。

 

 

 

 

 

201631015331.JPG20163101545.JPG刃の切っ先から刃元まで、隙間が有ったりふくらみがあると、包丁を一回おろしただけでは、麺が連なってくっついてしまいます。

なので、一直線に研いでやるのがコツです。

(BEFORE ビフォー)                              (AFTER アフター)