越前打刃物屋の仕事 パート21 麺切り包丁編
2016/03/14
越前打刃物屋の仕事 パート21 麺切り包丁編
『ホームページ上では刃物の研ぎは扱っておりませんが、店舗の方にお持ち頂いたものに関しましては、
刃物研ぎをさせていただいております。
一本一本その刃物にとっての最善の研ぎ、最高の切れ味になるよう時間をかけて再生をめざしております。
お急ぎの方には、ご要望にそえない場合もありますので、時間に余裕のある時をみはからってご持参ください。
お待ちしております。』
お預かりしたそば切り包丁、しばらく使わなかったら錆びついてしまったので
錆落としと研ぎを頼まれました。
錆はさほど深く浸透していないので、軽くバフを当ててやれば取れる程の物でした。
この包丁は、垂直に立て重さを利用して前方に押し出すように切るもので、一本の麺が均一に切れるよう刃渡りが長く造られています。
刃の切っ先から刃元まで、隙間が有ったりふくらみがあると、包丁を一回おろしただけでは、麺が連なってくっついてしまいます。
なので、一直線に研いでやるのがコツです。
(BEFORE ビフォー) (AFTER アフター)