越前打刃物屋の仕事 パート35 チップソー(刈払機用)編その4
2016/05/01
越前打刃物屋の仕事 パート35 チップソー(刈払機用)編その4
『ホームページ上では刃物の研ぎは
扱っておりませんが、
店舗の方にお持ち頂いたものに関しましては、
刃物研ぎをさせていただいております。
一本一本その刃物にとっての最善の研ぎ、
最高の切れ味になるよう時間をかけて
再生をめざしております。
お急ぎの方には、ご要望にそえない場合も
ありますので、時間に余裕のある時を
みはからってご持参ください。
お待ちしております。』
《 刈払機用チップソー 》
余談になりますが、刈払い用チップソー
には乾式(ドライ)での研磨方法と湿式
(水をかけながら)の方法があります。
まず乾式の方ですが、乾式研磨方法で研
磨したチップソーは、熱の発生による研磨
むらが生じ易く厚みや精度のバラつきが出
来やすくなります。
この精度のバラつきがチップソーのバラン
スを悪くし、使用時の振れ振動の原因にな
ります。
安価なチップソーのほとんどが、この様な
作り方をしています。
振れ振動で手がしびれる等気にしない方
は、切れなくなったら新しいチップソーに
買い換えるというやり方で、見えない所に
硬い異物があっても気にせずドンドン刈っ
て行くという方法で使用される人もいます。