包丁の語源と由来
2014/04/07
包丁の語源と由来
中国からきた言葉で元々、庖丁と書き「庖」が当用漢字外だった事から
同音の「包」を代用することになりました。
一説では「庖」は調理場、台所「丁」は、そこで働く人とか、専門職と言った
意味で使われます。
つまり庖丁とは、調理場の専門家。
言い換えれば調理師、料理人といった意味で解釈できるそうです。
日本でも平安時代よりも前には、「包丁」は料理人の事、または、
料理をする行為や料理の腕前の事を、指したという歴史があります。
やがて料理人の使う刃物の事を、「包丁刀」と言うようになり、
室町時代頃になると「刀」を省いて、料理に使う刃物全般の名称として
定着したそうです。
もう一説では、中国の書物「荘子」に庖丁(ほうてい)と呼ばれる
料理人がいて、魏の恵王の前で、見事な刀さばきで牛一頭を素早く
解体して見せ、王を感銘させたとあり、その彼の使っていた料理刀を
後に庖丁と称し、これを日本語読みで「ほうちょう」となったという
説もあります。
ちょっと、気になったので調べてみました。